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産後の肥立ち No2 2003.11.29

今回も産後の肥立ちについて考えたいと思います。
産後に体内に芯熱が残り、それが原因の皮膚病になることもあります。
最近、ご相談した患者さんの中で、産後に芯熱が体内に残り、その芯熱が胃に入
ることで、のどが渇きやすく、身体もだるく疲れやすいと言う症状がでて、その上、蕁麻疹が出やすくなったと言うことでした。
芯熱が胸脇部に入り、その熱が残ると東洋医学的には往来寒熱という症状が出ることになります。
往来寒熱とは、熱感と寒気が交互に来ることを言います。
熱感を感じたりしたときに蕁麻疹が出たり、寒気(さむけ)を感じた時にその湿疹が引っ込むことになります。
又、そのような方が、もともとアトピー体質を持っておられた場合、熱感を感じたときにアトピーの症状が悪化する場合が多いようです。

母乳は、東洋医学的に考えると「血」から出来ています。
そのため、出産されたお母さんが産後の肥立ちが悪く芯熱がある場合、その熱(芯熱)が母乳へ移行します。その母乳を飲んだ赤ちゃんにも余分な熱が入り、さまざまな影響を及ぼします。
例えば、胎毒と呼ばれるものが出ることもあります。
さらに、さまざまな皮膚病を引き起こす場合もあります。
また、母乳を通して赤ちゃんの身体に入った熱(芯熱)が胃に入り黄疸を引き起こす場合もあります。
このようなときの赤ちゃんの黄疸は、芯熱を取る漢方薬が効きます。
その他にも赤ちゃんに現れる異常の原因が、産後の肥立ちに関係することがあります。
産後の回復が、母子共に今後の健康に大きな影響を与えると言うことを分かっていただきたいと思います。

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