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健康コラム

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頸管粘液について 2002.05.11

今回は頸管粘液について私なりの考えを書いてみたいと思います。
子宮頚管粘液とは子宮頸管の粘膜上皮より分泌される粘液で、月経周期に伴いその性状や分泌量に変化がみられる。すなわち卵巣周期の卵胞期においては粘調度は大で白濁し、精子受容性を欠き、分泌量も少ないが、排卵期には粘調度は小となって透明となり、精子受容性が増加し、分泌量も増加する。
応対期になるとまた卵胞期を同じ状態に戻っていく。頸管粘液はエストロゲンの作用によりこのような周期性を有し、排卵期には精子を頸管内に受け入れるための現象である。

 

時々、ご質問を受けるときに話題になるのは頸管粘液の牽糸性(糸を引くように粘ること)の話よりも量のことを心配している方が多いです。
頸管粘液が少ないと精子が卵管まで泳いでいけないのではないかという危惧でしょう。
不妊治療における頸管粘液検査の意義は頸管粘液の変化を見るという方法でエストロゲン活性の亢進をとらえ、それにより卵胞成熟と排卵の時期を推測できる点にある。しかし、その量や牽糸性、結晶形形成度には個人差があり、これらの数値に絶対的な意義を求めることが出来ないと参考文献にもありました。
わたくしも一概に頸管粘液の量だけで不妊と結びつくことはないと思います。

 

東洋医学的に考えると子宮の血行が良くなれば頸管粘液の分泌量が増るのではないかと思います。
実際に漢方薬を続けて頂くことによって頸管粘液が増えてきた患者さんもございます。
お困りの方は一度ご相談下さい。

参考文献 図説産婦人科VIEIV「排卵機構とその障害」メジカルビュー社発行、
医学大辞典 南山堂発行

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