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健康コラム

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妊娠と腎臓 2002.04.13

妊娠した母体では循環血液量の増加や胎児由来の代謝物質の排泄増加などにより腎に対する負担が加わるので、腎から膀胱に至る尿路系は解剖学的にも機能的のも変化する。
血管壁の透過性や血液の構成成分の変化などに基づき細胞内液と細胞外液の分布が変わるために、妊婦では妊娠していないときに比べて水分の貯留がおきることは良く知られており一方、水分輸送動態は時々刻々と変化する。

 

つまり、妊娠とは此処に変動するさまざまな因子による腎臓に対する負荷試験と考えられるので、尿量や尿構成成分に異常が認められることが多く、しかもその異常所見は生理的な範囲なのか。病的であるのかを判断しなければならず、産科臨床上の重要な課題である。

 

最近の周産期医療の進歩により、妊娠周数の短い早産児でも生存できるので、以前には妊娠を諦めざるをえないと考えられていた人工透析患者や腎移植後のような腎機能障害の患者でもある程度の妊娠周数まで妊娠継続できれば、生児を売ることが出来るようになっている。
腎疾患合併妊娠が母子共にリスクが高いことに変わりはないが、挙児希望が強い場合には可能な限りの母体の腎機能の温存と周産期合併症の予防に留意しながら、管理することが必要でしょう。

 

東洋医学的に考えると妊娠中毒症と腎は関係があると思います。
したがって、腎を漢方薬で強化することにより妊娠中毒症の予防をすることが可能です。
現在、妊娠中で中毒症のご心配のある方は一度ご相談ください。

 

参考書物「妊娠・分娩・産褥の生理と異常」中山書店

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