今回は流産について考えましょう。
自然流産は全妊娠の約10~15%にみられるそうです。
最近では妊娠診断薬の精度が高まり妊娠の診断が極めて初期に可能となったために、
これを含めると約20~30%の高頻度にのぼるとも言われています。
妊娠12週未満の早期流産が圧倒的に多いが、
そのうちでも妊娠8~10週の流産が多い。後期流産は少ない。
また、母体年齢が高くなるにつれて、流産頻度は高くなると言われています。
流産の原因は西洋医学的には不明のことが多いが、
胎芽・胎児の染色体異常が早期流産の最大の原因であると考えています。
早期流産は50~60%に染色体異常があります。
このような胎芽・胎児の染色体異常は染色体異常精子や染色体異常卵子によって発生します。
さらに着床した染色体異常妊卵は妊娠と診断されますが、その大部分が自然流産となります。
染色体異常妊卵のほとんどは出生に至ることなく、妊娠経過とともに自然淘汰されます。
このような胎芽・胎児の染色体異常は正常な全てのご夫婦においても日常的に起こり得ます。
染色体異常はどうして起こるかは西洋医学的には良く分かっていないと思います。
少し、飛躍があるとご批判を受けるかもしれませんが、
私が考えるに染色体異常も体質や体調に関係するような気がします。
なぜなら、漢方薬などをお飲み頂きながら妊娠中を過ごしていただくと
赤ちゃんに異常がほとんど出た事がありません。
漢方薬で体質を変えれば習慣性流産で妊娠に対して
自信を無くしておられる患者さんでも安心して頂けると思います。
もしも、お困りの方は是非ご相談ください。