稀発月経は大きく分けて2つのタイプに分類されます。
その一つは無排卵性の稀発月経です。
通常卵巣の中の卵胞は月経が終わるころから次第に発育をはじめ約2週間をかけて排卵します。
その間卵胞からは卵胞ホルモンが分泌され子宮内膜を増殖させます。
この卵胞を成熟させるのは性線刺激ホルモンですが、
分泌が十分でないと卵胞は発育できずにしぼんでしまいます。
卵胞からの卵胞ホルモンの分泌は急激に低下するため、子宮内膜がはがれて出血がおこります。
このように排卵が無いのに出血がおこる場合を無排卵性出血といい、
これを繰り返す場合を無排卵周期症といいます。
これは見せかけの月経です。
この場合基礎体温は2層式にならず、低温層だけで高温層がありません。
稀発月経は39日以上の周期の場合をいい、90日をこえると無月経といいます。
最近のご相談の中ではいづれも多くなってきました。
特に10代の女の子たちの場合は稀発月経が深刻です。
将来子供を生む世代が非常に危ない状態にあります。
「生理不順くらい」とあまく見ないで是非体質を改善して下さい。