今年の夏が異常に暑いですね。
皆様、夏バテもせずお元気ですか。
夏場に冷え性の話とはと思われるかも知れませんが
この季節の過ごし方次第で冷え性の方は一年の体調が決ま ります。
夏は陽気をためる時期ですからこのときにクーラーで冷やし
冷たいものをたくさん取れば秋になるまでに冷え が出てきてしまいます。
さて、冷え性を二つのタイプに分けると熱量不足タイプと血行不良タイプに分かれます。
熱量不足タイプは
「運動不足や栄養不足などで筋肉が無くて痩せている人」や
「高齢者」、「ダイエットをし ている人」などに見られるタイプです。
このタイプには体温が36℃以下である、生理痛がひどい、良く下痢をするなどの症状が多く見られます。
こ の熱量不足を改善するためには体の熱量を上げる工夫が必要です。
体内で最も熱を作る場所は筋肉です。
筋肉などで発生した熱は血液を温め、体を巡ります。
マラソンランナーのように筋肉のついている人には比較的に冷え性は少ないといわれています。
つまり筋肉を使うことで少しづつ冷えが解消すると言うことです。
その他、肝臓や胃腸でも熱が作られています。
なかなか運動が出来ない方は漢方薬などで胃腸を強くすることで冷え性を治すと良いでしょう。
もう一つの血行不良タイプの冷え性は
「太っている人」、「低血圧の人」、「タバコを吸う人」にみられるタイ プです。
このタイプは血液に乗って熱が隅々まで運べないために手足が非常に冷たく、ひどい場合には手足がしびれま す。
また、血行不良による肩こり、むくみ、頭痛などの症状が多いといわれます。
特に頭痛では頭が締め付けられるような痛みを伴う緊張方頭痛が起こります。
これらの症状を持つ血行不良タイプの冷え改善するためには血流が必要となります。
皆様の中には冷え性の方も多いと思いますがさてどちらでしょう。
1.熱量不足タイプ
(1)体温がいつも低い(2)偏食などで栄養不足(3)運動不足(4)肝臓が弱い(5)高齢である
2.血行不良タイプ
(1)寝るとき靴下をはく(2)手足がしびれる(3)良く頭痛がする(4)低血圧である(5)煙草を吸う
などがあります。
いずれにしましても漢方薬で治すことが可能です。お困りの方是非ご相談下さい。