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健康コラム

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黄砂の人体に対する影響 2006.05.06

今年は大量の黄砂が飛来しています。
そもそも、黄砂はどこから来るのでしょう。
気象庁のホームページから引用しまとめると次のようになります。
黄砂は、主として乾燥地帯(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯で強風により舞い上がった多量の砂塵が上空の風に運ばれて日本、韓国、中国などで降下する現象をいいます。濃度が濃い場合は、天空が黄褐色となることがあります。一般的には、春季(3月~5月)に多く観測されます。
黄砂粒子には、石英や長石などの造岩鉱物や、雲母、カオリナイト、緑泥石などの粘土鉱物が多く含まれています。
黄砂粒子の分析からは、土壌起源ではないと考えられるアンモニウムイオン、硫酸イオン、硝酸イオンなども検出され、輸送途中で人為起源の大気汚染物質を取り込んでいる可能性も示唆されています。
黄砂の粒子は粒径0.1μm~10μmという非常に小さいものです。
さて、このようなことを東洋医学的に黄砂の人体に与える影響は次のようになると考えられます。
黄砂は大変小さいので、肺胞の中まで吸い込まれる可能性が大きいと考えられます。
その肺胞に取り込まれた黄砂がどのように人体に影響を与えるのでしょうか?
黄砂は砂漠の砂が運ばれてきたものです。
砂漠の砂は昼間の太陽により、熱せられながら乾燥します。
当然その砂漠の砂は乾燥と熱の働きを持っています。
その黄砂の乾燥と熱の働きが肺に影響を与えて肺に芯熱を持たすことになります。
肺が熱を持つと鼻、大腸、皮膚に熱を持ち鼻炎、下痢、皮膚病を起こす可能性が高まります。
したがって、今年になってから黄砂が増え始めた2ヶ月ぐらい前より、いったん収まりかけた鼻炎の症状がひどくなったり、アトピー体質の人の皮膚が急に熱を持ってしまうことが多くなってきました。
時には風邪を引いたのではないかと勘違いしている人もおられました。
黄砂の影響はたぶん今までもあったのでしょうが、今年は今までになく大きいような気がします。
漢方薬で肺の芯熱をとることで症状が改善することが可能です。
今後も花粉症の時期は黄砂の影響も考慮する必要が出てきたようです。

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