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健康コラム

アトピーについて

湿気が多いとアトピーが悪化する?! 2003.09.19

今年は秋になったにもかかわらず、たいへん湿気が多いですね。
湿気が多い気候が続くとその湿気によって、東洋医学が考える「脾、胃(消化器系)」が弱ります。
消化器系は植物でいえば、根っ子、いわば土台に当たる部分ですから、その根が弱れば植物は完全に弱ってしまいます。
人間でも消化器系は大事な土台ですから、その土台が弱ると、病気が進行したり、回復が遅くなるでしょう。
それから、今年は皮膚病も増えて、症状がなかなか治りづらく、しつこいことがあるでしょう。

 

私の知る範囲内ですが、今年はどうも、アトピーの患者さんの症状がひどくなっているように思います。
それでは、なぜ今年は、皮膚病がこんなに多いか考えてみましょう。
東洋医学的に考えると「脾、胃」が弱れば、肌肉(皮下組織など)の働きが低下します。
湿気が多いと、常に皮膚表面が濡れている状態になと考えます。この状態で、もし皮膚表面の血行が悪いと、皮膚を濡らした水分の蒸散作用で皮膚の表面が冷え、汗をかきづらくします。通常の湿気が少ない場合,汗が出るときは、皮膚の血行が良くなり、温かくなっているので、その汗が蒸発しても皮膚表面が冷えて、その結果、汗が出にくくなる事はありません。
汗の発散が悪くなると、内部の熱が外に出にくくなって、皮膚の下にある肌肉には、芯熱がこもりやすくなります。
肌肉に芯熱がこもると、その芯熱が血に入り、血熱となって痒みが増したり、皮膚が赤くなったりします。
今の湿気の多さにより、肌肉の働きが低下し、この状態を非常に引き起こしやすくなっております。
そのため、皮膚病の患者さんも増えて、治りづらい人が増えると思います。

 

このような状態の患者さんを漢方薬で治すには、以下のような治療法があります。
皮膚を温める、皮膚の水分代謝を良くする、脾、胃の働きを良くする、肌肉の芯熱を取るなどの治療法です。
アトピーなどの治りづらい皮膚病で、困っておられる方は是非ご相談ください。

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