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健康コラム

アトピーについて

夏の健康法・アトピー・花粉症 2003.07.26

夏は、暑くなるので皮膚の温度も高くなり、汗の発散も良くなります。
汗をかいて皮膚の老廃物を排泄し、肌をきれいにしてください。
ただし、汗をかきすぎると皮膚が疲れてしまい、その上、汗と一緒に陽気が抜けるので身体がだるくなるでしょう。
これを東洋医学的には「労」と考えます。
この季節に一年の間に使う陽気を貯めるときです。
ほどほどに汗をかいて陽気をたくさん貯めていただくと、翌年に風邪を引きにくくなります。
昔は「海水に浸かると風邪を引きにくくなる」といわれました。
これも夏の天気の良い日に海に行くと海水によって海の陽気をたっぷりと受け、さらに日焼けして皮膚に太陽の陽気も入るので、身体が丈夫になり風邪をひきにくくなるのでしょう。
ただし、甲羅干しして日に焼けすぎると皮膚に陽気が入りすぎて、やけどをしたような状態になるのでご注意ください。
何事もやりすぎは問題です。沖縄では、毎年何人かの観光客が日焼けのやけどで病院に担ぎ込まれるそうです。

 

アトピーの患者さんも海水浴へ行って皮膚に陽気が入り温まることで症状が少し改善することがあります。
ただし、アトピーの患者さんは全てその方法が合うとは限りませんのでご注意ください。
それから、夏が暑いと翌年の花粉症がひどくなると言われています。
杉の花粉がたくさん増えるのが原因と思われていますが、私の意見は少し違います。
夏が暑いと、たくさん冷たいものをとったり、クーラーをたくさん使うことで身体を冷やしてしまいます。
前年の夏に、身体を冷やすことで陽気を少ししか貯めていないので、その冷えが翌年になって出てくるのでしょう。
秋と冬が過ぎて陽気の発散する春になり、陽気が少なく陰気(冷え)が多いと肺、鼻、気管支、皮膚にトラブルが発生しやすくなると思います。
春に陰気が鼻水、くしゃみ、下痢などで出きらないと、夏にまで影響が出てくるでしょう。

 

今年の春も花粉症がひどくアトピー、蕁麻疹、湿疹などの皮膚病も多くなり、風邪がなかなか治らなくて苦労された方が多かったと思います。
今は体が冷えている方が多いので、夏の過ごし方で翌年の体調が決まると言うことをご理解いただければ幸いです。
また、冷房のせいでクーラー病も増えています。昼間眠い、だるい、やる気は無いとお困りの方は是非ご相談ください。

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