アトピーはどうしてこんなに増えてきたのでしょう。
毎日ご相談に乗っていて考えてしまいます。
アトピー症状が出てくる要因の1つはストレスです。
その次にホルモンのバランスが崩れることです。
東洋医学的に考えても精神的な安定をさせる漢方薬を良く使います。
次に血の道症(婦人科系)のお薬を使います。
皮膚は自分が外部に接する防波堤のようなところです。
その皮膚が過敏に反応して赤くなったり、かゆくなって拒絶反応を表している のでしょう。
つまり自分以外の人間に対して防御反応が過敏になっているのではないでしょ うか。
従って、アトピーの患者さんが精神的なストレスで症状が簡単に悪化してしまうのは
自分以外のものに対する強い警戒心の表れではないかと思います。
アトピーを治すためには回りの人たちと本音で楽しく明るく付き合うことが早 く治すコツではないでしょうか。
しかし、これが簡単に出来たら苦労はしないという声が聞こえてきそうですね。
話は変わりますが、アトピーの患者さんは皮膚が弱いだけでなく腸もデリケー トに出来ています。
そのため栄養の吸収がうまくいかなくてアルブミンというアミノ酸が不足して グロブリンとのバランスが壊れます。
アルブミンは体内の浸透圧維持に重要な役割を担っていますから
不足している と血漿が血管からにじみ出て炎症を起こして症状がひどくなります。
このため、良質のアミノ酸をたくさん取っていればアトピーの症状は出にくく なると思います。
私はアトピーの患者さんにいつも良質のアミノ酸をお薦めしております。
食べ物も極端な食事制限はしませんが、一日三回ご飯を食べることをお薦めし ています。
根気良く続けて頂けばたくさんの患者さんがどんどん良くなっておられます。
アトピーで悩んでいる方は一度御相談ください。