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健康コラム

不妊症について

男性不妊症と漢方薬についてNo2 2004.10.08

再度、男性不妊症について考えたいと思います。
漢方薬の原典であります傷寒雑病論には「虚労腰痛少腹拘急小便不利者八味地黄丸主之」という文章がございます。
その意味は腰痛があって、下腹が引きつり小便の出が悪くなったものは「八味地黄丸」が治すということです。
初老に近づくと下腹部に力が入りにくくなり、小便の出がすっきりしなくなることがあります。
前立腺肥大などがそのような状態の典型的な例でしょう。
40歳を過ぎると次第に腎が衰えてくるので、腎が冷えやすくなります。
腎が冷えて腎血流が悪くなると小便を作る能力も減り、その上下腹にも力が入らないので小便が出るときの勢いも悪くなります。
このように腎虚で冷えていて下腹部がぽっこり出て小便尾での悪い方は例え年齢が若くても、腎に蓄えられているはずの精気が弱ってきますので、当然精子の数も運動率も悪くなる可能性がございます。
今年の夏は大変暑かったので当然クーラーを使わざるを得ませんでした。
そのため、クーラーによる冷えの影響がこれから次第に現れてくるでしょう。

最近ご相談になられる方の中に冷房病の人を見つけます。
冷房が一番冷やすのは腎です。
したがって、近年は冷房の普及により男性も冷えている方が多くなってきているのではないでしょうか?
前立腺癌という病気をよくお聞きする機会が増えております。
癌も東洋医学的に考えると冷えと関連があるように思います。
運動不足、冷たいものの多食、冷房の普及、夜更かしなどの生活条件によっても冷えやすい人が多くなると思います。
男性不妊症には精神的なストレスにより原因も考えられるのでしょうから、リラックスすることも大切だと思います。
さらに、ストレスが腎に悪影響を及ぼすことがあります。
思い当たる方は一度試してみる価値はあるでしょう。

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