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健康コラム

不妊症について

着床のメカニズムについて 2002.11.16

今回は着床について考えたいと思います。
子宮内腔に達した胚盤胞は、受精後6から7日目ごろに胚子極で子宮内膜上皮に接着します。
これが着床の開始です。
その後、胚の栄養膜を構成する絨毛組織が子宮内膜上皮を貫通して間質内へと進入し、

胚全体が次第に子宮内膜内へ埋没してゆきます。
この時期に内細胞塊を覆う単核の絨毛細胞は盛んに増殖し、

相互に細胞融合することで、多核の絨毛細胞へと分化する栄養膜合胞体層は、

次第に間質内へと進展・拡大してゆき、

他方間質細胞では毛細血管周囲から周辺へ徐々に進行する脱落膜細胞への分化現象が起きます。
また、子宮内膜には浸潤リンパ以外にもやや大型の特徴的な免疫細胞が出現し、

これは子宮内膜NK細胞と呼ばれています。
受精10日目となると胚は完全に子宮内膜に埋没し、

栄養膜細胞層の絨毛細胞から胚外内胚葉が分化して胚外体腔が形成され、

胚盤胞腔は原始卵黄嚢となります。

 

一方、栄養膜合胞体層を構成するシンシチオトロプラストは、

子宮内膜の毛細血管や腺腔を侵蝕し、また近接する腔隙が融合して原始の子宮胎盤循環系が形成されます。
胚を取り囲む子宮内膜の脱落膜化はさらに進み、絨毛細胞の一部は孤立散在的に内膜間質内へ侵入します。

脱落膜化した間質では子宮内膜NK細胞がさらに増加し、リンパ球や白血球なども多数分布しています。
簡単に言いますと、着床の初めは、卵が子宮内膜の中に取り込まれて一体化していく状態を言っているのだと思います。
着床とは子宮内膜に卵が接着するだけではないということです。
そこで拒絶反応をいうのを起こすこともありますね。
東洋医学的に考えると、着床しやすくするためには子宮内膜を温めたり、

血虚を治したり、水毒を治すことで子宮に余力を付けることで卵を受け入れ育てる力を持った状態にすることでしょう。

 

当然患者さんによって合う漢方薬は様々になります。
着床が上手くいかないのではないかとお悩みの方は是非ご相談ください。

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