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健康コラム

不妊症について

化学物質と不妊症 2002.09.21

日本では戦後の混乱期に、シラミの駆除のためにDDTを直接人の頭や身体にかけていました。
人畜無害と信じられていたために家の中でも畳の下などにも散布されていました。
さらに時々飛行機を使って民家の上空にDDTを空中散布することすらありました。
1971年に最終的に使用禁止になるまで、大量のDDTが農畜産に使用された。
DDTとDDTが分解してできるDDEという物質は、使用禁止から30年以上経った今でも日本の河川水や底泥、土壌から必ずと言っていいほど検出されます。
また、人の母乳やへその緒からも必ず検出される。
つまり、ヒトもいまだに汚染され続けています。

 

このほかにも農薬類やPCBなどの有機塩素系化学物質。プラスチックの可塑剤なども検出されます。
1960年代に「沈黙の春」の著者のレイチェル・カーソンは有機塩素系農薬による野生動物への影響のほかに、ヒトへの有害性も指摘していた。

「奪われし未来」の著者であるコルボーンが本の中で初めて「内分泌かく乱作用」という概念を提案した。
生物の体内ではその受精の瞬間から発生・発達過程にいたるまで、きわめて複雑な化学反応が起きている。
いくつものホルモンが、しかるべき時に適度な量の分泌されなければ、身体の各部の正常な発生や機能の発達はない。
それを妨げたり抑制したりするのが「内分泌かく乱物質」、すなわち環境ホルモンであります。
環境ホルモンとしてはDDTなどの農薬、PCB類などの工業化学物資、ダイオキシンなど、または合成女性ホルモンなどの医薬品や植物エストロゲンがリストアップされている。

現在考えられているヒトの影響としては、精子数減少、生殖器異常、精巣腫瘍、
乳癌、子宮内膜症の増加、女性の思春期の早期化、免疫系、神経系への異常、さらに継世代的障害などが報告されている。
そして、ヒトが環境ホルモンに晒されている量はたとえ非常に低い濃度であっても、作用時間が胎児期であればその影響が成人になって現れてくる可能性があるのではないかと考えられるようになってきた。

このように現代人は色々な化学物質による危険に晒されているので根本的なところを治す東洋医学的が見直されるべきではないかと思います。

参考文献「胎児の複合汚染」森千里著

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